実施してきたこと 2 自分の実力分析

前回までのあらすじは、こちら

2.管理編

2.2 実施してきたこと 2 自分の実力分析
自分の実力や環境について、現状を整理、分析します。

  • 自分の実力と合格基準のギャップを体感、理解する。
  • 合格するための勉強量、勉強時間の目安を把握する。
  • 現時点の自分の強み・弱み(課題)を洗い出す。
  • 環境を整理する。(勉強確保可能時間、予算、環境資源(デバイス、勉強環境等)、勉強の阻害要因)
  • 過去問を一通りやって、試験の全体像、難易度を体感する。
  • 合格水準に対して、自分の順位を仮定する。(受験者の中で自分が上位何%に位置するかを仮定する) →合格基準までの距離を認識する。
  • 合格水準に対して、自分のもともとの実力(ポテンシャル)を認識する。(どのくらいの勉強量が必要かを認識する) →合格基準までの勉強時間を認識する。もともとの実力により成長スピードが異なる。
  • 色々な角度から課題点を洗い出す。(与件文の読み方、解答の書き方、メモの取り方、タイムマネジメントetc)
  • 初期の時点で、過去問で良い結果を獲得できないことを気にしない。
  • ブログやYouTube等で言われる、合格までの勉強時間を気にしない。(人それぞれもともとのポテンシャルが違うため、必要な工数は変わる)
  • 過去問
  • 自分の生活環境情報
  • 洗い出した自分の強み(できている点)、課題点、気づき
  • 活用できる資源と考えられる勉強阻害要因
  • 勉強量、勉強時間の見積もり

①事例Ⅰ~Ⅳまで過去問を一通り実施する。

②実施した過去問の答案をふぞろいな合格答案等を使用して答え合わせをする。

③気づき点や課題点について書き出す。

④合格水準と自分の実力を比較し、自分の順位と実力(ポテンシャル)を認識する。
ふぞろいな合格答案の他人の解答(合格解答、A~C解答)と比較し、自分の答案がどのレベル(順位)に位置するか仮定する。

最終的に受験生の中で上位18%に入るレベルに位置することが目標のため、自分の現状レベルの位置と自分のもともとのポテンシャルによって勉強する量が変わってきます。

:必要な勉強量と自己分析の関係
     ・Aさん 自分の順位 上位25% ポテンシャル 高め →必要な勉強量:少ない
     ・Bさん 自分の順位 上位75% ポテンシャル 低め →必要な勉強量:多い

自分がどの位置にいて、どれくらいのポテンシャルかを認識することで、参考にする対策や戦略等も変わってきます。
逆に言うと、ここで位置とポテンシャルを見誤ると、上位15%に入るのが難しくなります。

⑤合格に必要な勉強量(過去問実施回数)、勉強時間をざっくり見積もる。

:過去問10年分を各事例3回ずつ実施する場合の見積もりイメージ
   ・実施する事例数
      4事例 × 10年分 × 3回 = 120事例
   ・1事例あたりの工数
       過去問実施   80分/事例
       過去問振り返り 80分/事例
       過去問分析   80分/事例
       1事例あたり合計   240分/事例 = 4時間/事例 (240分 ÷ 60分)
   ・過去問10年分を各事例3回ずつ実施するために必要な工数
      見積り   120事例 × 4時間 = 480時間

・過去問振り返りと過去問分析は、回数を重ねると工数が短くなるので、仮に2回目以降分は、約半分で見積もったりします。

・細かく見積もっても、だいたい計画通りにきれいに終われないので、この工程に時間をかけすぎない。ざっくり見積もる。自分のやり方が定まってくると見積もりの精度も上がってきます。

・勉強時間に合わせて、管理時間も考慮に入れると見積もりがより正確になる。自分は、定期的な進捗管理等の工数は、1~2時間/週 ほど費やしてました。

⑥勉強に取り組むにあたり、活用できる資源(予算、デバイス、勉強環境等)や勉強を阻害される要因(残業、子育て、体調不良等)といった自分の機会や脅威を洗い出す。

「実施してきたこと 3」につづく

自己分析って難しいよね
自信はOK、過信はNG
って、ベッキーの本に書いてました。

次回もよろしくお願いします。


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得点公開
再現答案 令和6年度 事例Ⅰ
再現答案 令和6年度 事例Ⅱ
再現答案 令和6年度 事例Ⅲ
再現答案 令和6年度 事例Ⅳ

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