年末に「アドルフに告ぐ」を読んだ。
手塚治虫氏の名作である。
思うところは色々ありましたが
一番感じたことは、
異常な環境にいると、自分が異常であることの感覚が麻痺する。
終盤にヒトラーが、異常な指示を部下に出す。
部下は異常であると認識しながら、反逆罪を恐れて
虐殺等の行為を行う。
自分も以前の会社で
異常であることを指摘すると、自分が異常者であるかのような
扱いを受けたことも少なからずある。
何をもって異常か、という判断も難しい。
政治や社会の中でも異常だと感じることもあるが
必ずしも自分の価値観こそが正常だという固定観念も恐ろしい。
民主主義。
大多数の意見こそが正しいとされる。
上手く生きるには、いかに同士を集めるか。
世論を味方につけるか。
人間社会は実におもしろい。
今年も読書量を増やして、豊かな人生を過ごせるようにいけたらいいなぁ。
以上
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