実施してきたこと 1 試験の分析

前回までのあらすじは、こちら

2.管理編

2.1 実施してきたこと 1 試験の分析
試験の概要を知ります。ざっくりと試験の内容を把握します。

  • 試験の全体像を把握する。
  • 試験の難易度、合格するためのポイントを理解する。
  • 試験対策、取り組み方をイメージする。
  • 各事例ごとの特徴を知る。
  • まず初めは、深く考えすぎず、ざっくり理解する。
  • 受験した人がどういう取り組みをしていたか調査する。
  • より多くの情報を収集し、情報の精査を行う。
  • 自分の能力やスタイルに合う試験対策や取り組み方を探す。自分に似た類似案件を調査する。
  • 試験の分析情報は、マイルストーンのように何度も見る。
  • テキスト・教材(過去問)
  • インターネット情報
  • ブログ
  • YouTube
  • 自分の能力やスタイルに合う試験対策や取り組みをしている人や情報(YouTubeやブログ情報)
  • 試験対策、取り組み方イメージ
  • その他気づいた点のメモ

①診断士協会ホームページ、テキスト・教材、過去問の冒頭等に記載されている試験概要や試験のポイントを読む。必要に応じて、ポイント等をメモする。

②ブログやYouTubeから試験情報(試験対策や勉強方法等)を取得する。

自分は、中小企業診断士試験に関する合格ブログやYouTube等をかなり多く拝見しました。
その中で、自分の能力や考え方、スタイル等に合う試験対策や取り組みをしている方を探しました。
自分が参考にしたブログ、YouTube、書籍について、紹介します。

〇ブログ

ゆうきち さんのnote 「中小企業診断士 二次試験で302点を取るまでの軌跡」
 
全般的に非常に参考にさせていただきました。
特に参考にした点が、以下です。
 ・合格するまでに過去問206事例を解いていた点
 ・過去問分析表を作成されていた点
ゆうきちさんは、自分よりもポテンシャル(能力)が高いように感じましたが、合格するまでに206事例されていました。
そのため、自分はそれ以上やらないといけない、と1つ基準ができました。
この基準は、自分にとって非常に大きかったと思います。
合わせて過去問分析表の作成も採用しました。これにより、自分の課題点等を客観的に分析できました。
過去問分析表の詳細については、「実施してきたこと 勉強編」にて書きます。

〇YouTube

・ねとたす さん

2次試験に対する勉強方法や考え方、各事例ごとの取り組み方や解答方法等について、基本的な点をすべて参考にさせていただきました。
このねとたすさんの考え方をベースとして、自分がいいなと思ったその他の情報や取り組み等を付け加えていきました。
動画を見るだけでなく、A4ノートにメモを取りながら、どういうことをしてきたか、ポイント等も書いてまとめてました。実際、試験前もファイナルペーパーの一部として採用してました。
この動画については、試験直前も何度も見直して、自分が間違った方向に解答していないか等をチェックしてました。
見れば見るほど、「こういうことについて言っていたのか」という新しい気づきもあり、かなり自分にはマッチングしていたと思います。

北村ゆきひろ さん 【中小企業診断士】北村ゆきひろ 経営コンサルタント養成チャンネル

北村さんの動画もかなり参考にさせていただきました。
過去問を14年分やっておられたので、そこもまた基準の1つになりました。
各年度の事例ごとの評価もされており、参考にさせていただきました。
特に参考にした点は、事例Ⅳ対策についてです。
具体的には、事例Ⅳは、過去問で問題を解く解答式(ロジック)まで暗記するくらいやるという点です。
自分は事例Ⅳについて、特に不安があったのでこのやり方を信じて、解答式(ロジック)まで暗記する意識で取り組んでいました。
計算問題の解答式(ロジック)を丸暗記する意識でやっていると、類似問題や応用問題でもどこが理解できていないのかが明確にしやすいメリットがありました。
事例Ⅳについては、ねとたすさんの動画ではあまり語られていないので非常にありがたかったです。

きゃっしい さん まとめシート流!絶対合格チャンネル 【資格試験・中小企業診断士試験対策】

きゃっしいさんの動画もかなりの本数は拝見しました。ご自身のためというより、受験生のために情報発信されている素晴らしい方だと動画を見て感じております。
試験当日に考えられるリスクや口述試験対策では、参考にさせていただきました。ただ勉強方法等については参考にしていませんでした。
理由は、きゃっしいさんは、おそらく東大出身で、もともとのポテンシャルが自分と違うので、この人のやり方でやっても自分は受からないと思ったためです。
具体的には、2次試験対策は、1次試験が終わってから開始しても合格できると言われていましたが、自分では、合格できていないと思います。
相対評価ということを考えると、もともとのポテンシャルで上位18%以内もしくはそれに近い方なら、それで合格できると思うのですが、圏外の自分では同じことをやっていては、もともとポテンシャルが高い人を追い越せないと自覚していました。
また解答方法に関しても、1次試験の知識を最大限生かすという感じだったのですが、自分は1次試験合格まで5回も費やすような人間でしたので、1次試験の勉強を復習していれば、本試験までに勉強が間に合わないです。
そのため1次試験の知識を生かした解答を作成する「真っ向勝負」をしていては勝てないと思っていました。
 ※補足ですが、自分の能力・スタイルには見合わなかったということです。決して批判はしていません。どうぞ悪しからずご了承ください。

ほらっち さん ほらっちチャンネル

ほらっちさんも動画を拝見して、人の良さそうな感じが伝わってきました。
2次試験に不合格だった時の話等を聞いて、メンタル的な部分では、参考にさせていただきました。

診断士LABO【診断士ラボ】 さん

本試験の各事例開始時に、毎回時計を10:40に合わせて、12時終わるように設定していたという話を聞いて、わかりやすくていいなと思い、自分も採用していました。

他にも色々な方の中小企業診断士試験対策のブログやYouTubeを拝見しましたが、結論的には、だいたい似たようなことを言っている感じでした。

〇書籍

・中小企業診断士 2次試験合格者の頭の中にあった全ノウハウ(同友館)
・30日でマスターできる 中小企業診断士第2次試験 解き方の黄金手順(中央経済社)
・中小企業診断士 2次試験事例問題の解法 第4版 (AAS東京出版)

これらの本は、メルカリでふぞろいな合格答案を購入した際に、セットで付いてきました。
そのため、ほとんど使用していないですが、せっかく購入したので、一応一通り読みました。
使えそうなテクニックや勉強法等は、参考にさせていただきました。


③定期的に特に参考にしているブログや動画の情報を見直す。

 学習が進むにつれて、同じ情報でもポイントの理解度が変わっていました。
 また見落としていた重要な点や忘れている点も気づくことができ、見直しも有益でした。



「実施してきたこと 2」につづきます

いきなり勉強するより、まず調査・分析する。
新しいことを始める時に、まず徹底的に分析するという武井壮さんの手法にインスパイアーされています。
インスパイアーとピンクスパイダーって似てますね、響きが。


次回もよろしくお願いします。


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得点公開
再現答案 令和6年度 事例Ⅰ
再現答案 令和6年度 事例Ⅱ
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