はじめに
私は、令和7年度のITストラテジスト試験を受験いたしました。
結果は、午前Ⅰで不合格となりました。
来年の再チャレンジに向けて、今後の勉強のために
午後Ⅰと午後Ⅱの自分の答案を開示請求することにしました。
今回のブログでは、ITストラテジスト試験の答案の開示請求の方法についてまとめました。
今後、同じように答案の開示請求したい方にとって、有益な情報となれば幸いです。

開示請求とは?
IPA(情報処理推進機構)の「個人情報開示請求制度」とは、受験者本人が提出した試験答案など、自分に関する情報を正式に開示請求できる制度です。
所定の申請書に必要書類と手数料(300円分の切手)を添えて郵送することで、IPAが保有する自分の情報(例:午後Ⅱの解答用紙など)をコピーで入手できます。
点数や採点基準は対象外ですが、自分の記述内容を確認したい方に有効な制度です。
開示請求のメリット
通常、この試験では、自分が提出した答案は返却されません。
そのため、試験後に「実際にどんな答案を書いたのか」を確認することはできません。
開示請求を行うことで、自分の記述内容を実際に確認でき、論述の構成や表現を客観的に見直せるため、次回の試験対策に役立ちます。
記憶だけに頼らず、具体的な改善点を把握できるのが大きなメリットです。
開示請求に必要なもの
開示請求に必要となったものは、以下のとおりです。
・開示請求書(保有個人情報開示請求書)
→IPAのサイトからフォーマットをダウンロード可
・本人確認書のコピー(免許証、マイナンバーカード等)
・開示実施申出書(保有個人情報の開示の実施方法等申出書)
→開示決定通知書を受領時に同封されている。(開示請求書提出後に取得)
・切手
・封筒 ×2
開示請求の手順
開示請求の手順は、IPAの以下のサイトを参考としております。
【IPA 参考サイト】
https://www.ipa.go.jp/privacy/seikyu.html
開示請求の流れは、以下の通りとなります。
- 開示請求書の提出
- 手数料を納付
- 開示決定通知書を受領
- 開示実施申出書の提出
- 答案用紙を受領
具体的な手順は、こちらをご覧ください。
1.開示請求書の提出
①保有個人情報開示請求書をダウンロードする
IPAのホームページから書類のフォーマットをダウンロードできます。
【IPA 参考サイト】
https://www.ipa.go.jp/privacy/seikyu.html
②保有個人情報開示請求を記載する
「1 開示を請求する保有個人情報」に「令和7年度 ITストラテジスト試験 午後Ⅰと午後Ⅱ答案(受験番号 STXXX-XXXX)」と記載。
【記載イメージ】

※「1 開示を請求する保有個人情報」には、「~の写し」という文言は不要です。
③請求者本人確認書類を用意する
「4 本人確認等」で選択した本人確認書類のコピーを用意します。
自分は、運転免許証を選択しました。
④保有個人情報開示請求書と請求者本人確認書類(コピー)を送付する。
封筒に同封し、定形郵便で送付しました。
※送り先は、IPAのホームページサイトを参考ください。開示請求等:窓口に住所が記載されております。
2.手数料を納付
①保有個人情報開示請求書に記載されている振込先に手数料を振り込む。
手数料の金額も保有個人情報開示請求書に記載されています。
3.開示決定通知書を受領
①保有個人情報開示請求書を提出後、開示決定通知書が届きます。
※保有個人情報開示請求書を提出して、約1カ月後に開示決定通知書が届きました。
4.開示実施申出書の提出
①開示実施申出書を記載する。
開示実施申出書のフォーマットは、開示決定通知書に同封されています。
【開示実施申出書のフォーマット】

【記載イメージ】

※1の文書番号や日付、4の郵便切手の額は、開示決定通知書に記載されています。
※文書番号と日付は、開示決定通知書の右上に記載されていました。ex.「2025情デ人スア第XX号」
※郵便切手の額は、「送付に要する費用(見込み額)」に記載されている金額です。
④開示実施申出書(保有個人情報の開示の実施方法等申出書)と郵便切手を送付する。
封筒に同封し、定形郵便で送付しました。
※送り先は、開示決定通知書に住所が記載されております。
実施の方法で、「1.閲覧」を選択すれば
郵送ではなく、直接開示(閲覧)に行くこともできると思われます。
5.答案用紙を受領
①開示実施申出書を提出後、自分の答案(写し)が届きます。
※開示実施申出書を提出して、約3週間後に届きました。
【実際の開示請求した答案用紙】




※午後Ⅱの答案内容は、一応マスクしておきます。来年も受験するので…
※自分は、午前Ⅰで不合格になったので、採点すらされていないです。自信作だったんですが。
開示請求までの所要時間
実際に開示請求書を提出してから、答案を受領するまで、約2カ月かかりました。
内訳としては、以下となります。
・「1.開示請求書の提出」 ~ 「3.開示決定通知書を受領」 →約1カ月
・「4.開示実施申出書の提出」 ~ 「5.答案用紙を受領」 →約3週間
費用
費用は、合計で約650円かかりました。
内訳
・開示請求手数料 300円
・定形郵便(開示請求書分) 84円
・定形郵便(開示実施申出書分) 84円
・切手代(答案用紙送付分) 180円
※2025年8月に請求したため、定形郵便料金の変更前の価格となっています
※切手代は、開示決定通知書に記載しており、可変する可能性がありますので、参考程度にお考えください。
補足
・開示請求では、自分が取得した得点は、開示されないです。
・当情報は、2025年10月時点の情報です。最新情報は、以下のサイトをご確認ください。
【IPA 参考サイト】
https://www.ipa.go.jp/privacy/seikyu.html
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
当情報が、少しでもお役に立てるのであれば、幸いです。
ITストラテジスト試験の合格を目指して、一緒にがんばっていきましょう。
Tschues
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